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新庁舎建設凍結に関する緊急要望

 

 先般、市においては8月6日に一般競争入札に付することを内容とする新庁舎本体工事に係る入札公告を発しました。

 私たち「日立市を再生する市民の会」は、本日を含め、これまでに8285名の署名簿を添えて、庁舎建設の凍結を求める要望を再三にわたり行ってまいりました。

 これに対し、市は、これらの多くの市民の声を無視し、建設を強行しようとしていることは、極めて遺憾であります。

 庁舎建設を予定している首都圏内の自治体においても、例えば、千葉県木更津市や埼玉県秩父市においては、最近、今夏着工予定の建設を延期することを決定しており、東京都豊島区の複合施設の建設計画についても長期凍結を決めているなど相次いで時勢に応じた合理的な対応をとっています。

 翻って、日立市は、人口が急減し、地盤沈下傾向が顕著であり、これらの自治体よりも厳しい状況下にあります。

 市におかれては、このような現状を直視し、費用、規模とも身丈に合わせた庁舎を建設すべきであります。

 かかる観点から下記のとおり緊急に要望いたします。

 

 

 入札を中止し、建設計画を凍結すること

 

 震災復興事業の本格化や東京オリンピック関連の建設需要が重   なり、建設資材や人件費高騰により公共工事の入札不調が全国的に続出しており、多くの自治体が建設着工の延期や凍結措置を講じています。

 このような中、日立市において建設を強行することは建設費高騰リスクを無視したあまりにも無謀な行為であり、この結果生じる責任は重大であります。

 このため、今回の入札を中止し、建設関連の市況が落ち着くまで建設を凍結し、計画を見直すべきであります。

 

 

平成26年7月4日

 

 

日 立 市 長    吉成  明 様

 

 

日立市の再生を考える市民の会

共同代表 山本 忠安

共同代表 高濱 正敏

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